旅日記★2003年2月 バンコク(タイ)    >>戻

・5・

2月18日(火) 5日目。

わりにゆっくり起きて、朝ごはんを食べる。
今日でアジアホテルは最後。
安いけど、便利やし、けっこういいホテルやった。

 朝食のメニューがほとんど一緒なのでちょっと飽きてきた。

朝からそうけんが「おなか壊した・・・」とぼやいてる。
昨日のシウマイが原因。絶対そう。
でも今日はチェックアウトしなあかんので正露丸糖衣Aで、しのいで頂く。

食後、フロントで「レイトチェックアウトはできますか?」と聞いたら「2時間で800B」ですってよ。
高い。もう1泊できそうな勢いや。
仕方ないのでスーツケースを預けておでかけ。

今回の旅行に持ってきた本のひとつ『アンナと王様』を昨日読み終わったんやけど、
なかなか面白かったので、『アンナと王様』ゆかりの地を訪ねることに。
ガイドブックで調べて「ウィマンメーク宮殿」に行く。
ウィマンメーク宮殿は、アンナが家庭教師をしたチュラロンコン皇太子(のちのラマ5世)が
住んでいた別荘。今は博物館になっているらしい。
タクシーに乗って運転手さんに「ウィマンメーク」って言ったけど通じない。
どうやらちょっとマイナーな観光地なので知らないみたい…。
王家への愛が足りんなあ。
地図を見せてなんとか行って貰う。
「ここがウィマンメーク宮殿や!…と思う」と降ろされたところはなんかお寺の前。
いや、あきらかに宮殿じゃなくてお寺なんですけどここ。
タクシーは逃げるように去ってしまったので地図で調べる。
1.5キロくらい先にウィマンメーク宮殿があるみたい。
バンコクの強い日差しの下、客待ちトゥクトゥクの勧誘を振り切って歩く。
しんどかったけど、おかげで旧国会議事堂と、その前にある チュラロンコン王の銅像も見られた。

 旧国会議事堂。なんか洋風な建物。

 これがチュラロンコンや!

めっちゃ暑くて、トゥクトゥクに乗らなかったことを二百回くらい後悔したけど、
なんとかウィマンメーク宮殿に到着。
王室関係なので軍隊が警護してる。
ベレーをかぶってキリリと立っている軍人さんは皆かっこいい。
目が合うとにこっと笑ってくれたりもする。
この人たちは戦争になったら人を殺すんやなあ、とか思ったら不思議。

さて、この大きな公園のような敷地の中に豪奢な建物がいっぱいたってる。
その中でもひときわでっかいお屋敷が、ウィマンメーク宮殿。
靴や鞄は持ち込めないのでロッカーに預け、英語ガイドのツアーで宮殿内をまわる。
チーク材でできた館で、使い込まれた飴色の柱や壁が素敵でした。
チュラロンコン王の写真もいっぱい飾ってあった。
賢そうな、理知的な顔したはる。萌えです。
このチュラロンコン王が、タイの奴隷制度を撤廃し、宗教の自由を認め、
タイではじめての国立大学(タイの東大、チュラロンコン大学)を設立したのです。
現プミポン国王のお祖父さんにあたり、日本の明治天皇と同世代だそうです。
タイでは最も尊敬されている王様のひとりなんやって。

チュラロンコン王が使っていたバスルームや、ベッドや食器なんかもそのまま残ってた。
ええなあ、豪華な暮らしや。ベッドなんか天蓋つきのお姫様ベッドやし。
謁見の間には日本のプリンスが来たこともあるらしい(英語なので誰のことかはよくわからんかった)。
途中、中国人の団体ツアーがいてうるさかった…。

でもここはわりと穴場的観光スポットなので、タイに旅行に行った際にはぜひ。
『アンナと王様』を読んでから(または映画を見てから)行くと最高に楽しいです。
(写真撮影禁止なので写真はなし。でも素晴らしかった。)

ツアーが終わったら昼過ぎになってたのでアジアホテルへ戻り、荷物を受け取って
タクシーでホテルシャングリラへ。
今までのアジアホテルも値段の割りに良いホテルやったけど、
ここへ来ると笑っちゃうくらい格が違った。
ロビーも部屋も従業員の対応もすべてがすごい。
日本人スタッフもいるので安心です。

 エントランスの象の像。かわいい〜。

 室内はこんな感じ。

 
 ウエルカムフルーツ★

 ホテルの差は水周りに出るようです。
  ミニバーとアメニティ。

 窓からはプールとチャオプラヤー川が見える。

 ほんとにいい眺め〜。

お昼を食べてなくって腹ペコやったので、シャングリラのロビーでアフタヌーンティ。
ここのアフタヌーンティはビュッフェになってて、食べ放題。茶飲み放題。

 ケーキもティラミスもフルーツも。

 トリュフもカナッペもぜーんぶ美味しい@

 アイのお皿。

 そうけんのお皿。

ロビーは空いていて、お客はアイたちともう一組だけ。
チャオプラヤー川を眺めながら、おいしいお茶とお菓子を食べる優雅なひととき。
…という感じではなく、お腹がすいていたアイそうけんはサンドイッチやカナッペをむさぼり食った。
焼き豚(としか思えない味!)のサンドイッチ、サーモンのサンドイッチ、ハムとピクルスのサンドイッチ、
蟹サラダのサンドイッチ、レバーペーストのサンドイッチ、ローストビーフとえのきのカナッペ、
魚とピーマンのカナッペ、オレンジピールのスコーン(クリームと苺ジャムをつけて)、シナモンのスコーン。
どれも小さくて、いろんな種類を食べられるところがもろアイ好み!
甘いものでは、フルーツケーキ、苺のタルト、フルーツカクテル、トリュフ、ティラミスなど。
でも主にサンドイッチとスコーンを食べておりました。
特にスコーンは美味!
あと、ここのロビーは煙草が吸えたので、そうけんがゆっくり一服できたのも◎。
(タイでは法律で公共スペースでの喫煙は禁止されている。道でも吸えない)
でもさすがに値段は高い。ひとり500Bくらい。
今回の旅行で一番高い食事やった。

食後は部屋でひとやすみして、ムエタイ観戦へ。
今日はルンピニー・スタジアムへGO!
シャングリラの前で客引きしてたタクシーに乗る。
メータータクシーじゃなかったので「メーターじゃないと乗らへんよ!」と断ったところ、
「だいじょぶだいじょぶ。このタクシーにもメーターついてるから」と言われ乗ってしまった。
運転手はムエタイ好きらしく、マンスリームエタイ(ムエタイ雑誌。通称マンムエ)とかを持ってて
見せてくれた。
「アイは日本から来たムエタイ・ファイターや」というと喜んで日本語版マンムエも読ませてくれた。
楽しい道中やったんやけど。あのー、さっきからメーターが…。
メーターがまわるのが異常に速いんですけど!!
普通のメータータクシーの倍くらいの速さで料金があがっていく。
やられたーぼられてるー…。
マンムエに夢中のそうけんに教える。
二人してちょっとブルーになったけど「これも授業料、これからはメータータクシーにしか乗らないようにしよう」
と謙虚に受け止める。
スタジアムについて降りしなに「速いメーターやなあ!」と嫌味を言ってやったら、
運転手、ニカッと笑って「俺もそう思うわー」やってさ!
思わず笑ってしまったので怒れなかった。まあいいか。

バンコクの二大スタジアム、ラチャダムヌーン(王室系)とルンピニー(陸軍系)。
ラチャダムヌーンは外観も立派でトイレもきれい。
中はクーラーがきいてて涼しかった。
そして本日のルンピニーは、どっちかというと庶民的な感じ。
外観は地味やしトイレはそれなり(汚くはないです)。
クーラーはなくて、天井についた大きなファンがまわってる。
ラチャダムヌーンはタイ語のみのアナウンスやったけど、
ルンピニーではタイ語のほかに、英語と日本語でも色々と説明のアナウンスが流れる。
日本語は、アイの英語レベル(かなり??な感じ )やったけど、やっぱり説明をしてもらえたほうが
楽しめた。
席はもちろんリングサイド!
アイの座ってた席のすぐ近くに、BGMの演奏席があったので写真を撮りに行く。
ムエタイは試合の間中「ちゃらんらちゃららー」って独特の音楽が流れるんやけど、
あれは全て生演奏なんやって。
演奏してる人を写真に撮る観光客は珍しいみたいで、ちょっと大げさに「演奏してるよー」という
ポーズを撮って くれた。
その後もアイが近くを通りかかると太鼓をたたいてくれたりした。

 ワイクー(戦い前の踊り)。

 BGMは生演奏。真ん中のおっちゃんだけちょっとやらせ。

 熱狂する観客。

 やっぱタイ人は強い!

ムエタイはいい。やっぱり本場は違う、と感動してたら、隣のそうけんの様子がおかしい。
朝からおなかの調子が悪かったが、ここにきて疲労がピークに達したよう。
脱水症状もおこしていて、「み、水…」とつぶやいている。
仕方ないので、試合の合間に売店で水を買ってくる。
普通、観光客は売店じゃなくて、席まで売りにきてくれる売り子さん(英語が話せる)から買うんやけど、
緊急なのでタイ人のおっさんに混じって売店で直接購入。
「ミネラルウォーターください」といったら、ちいさーいふたつきのカップに入ったやつが出てきたので
「もっとおっきいやつください」と言うと、こんどはでっかいポリタンクみたいなやつが出てきた。
こんなん飲めません…。ペットボトルはないんかい!
でもほんとにその2種類しかないらしくて、値段はあんまり変わらないので明らかにポリタンクを買う方が得。
店員さんもポリタンクを買え買えと勧める。
でもポリタンクは飲み口もなく、物理的に飲めなそうなのでカップのほうを買おうとしたら、
店員が「だいじょぶだいじょぶ」と、ストローのついたビニール袋をくれた。
こ、これで飲めと?!
タイの屋台のジュースはよくこのストローつきビニール袋で売られているが…。
お腹をこわしているそうけんにこれで水を飲ませるのは酷やろう。
というわけで、割高やけど、カップのミネラルウォーターを購入。
そうけんに渡すとあっという間に飲んでしまったので、もっかい買いに行ってカップをさらに2個購入。
つらそうです。しんどかったら帰ろうか?と提案するも、根性で最後のボクシングの試合まで見て帰った。

ほんとは帰りしなにばんごはんでも、と思ってたんやけど、そうけんの具合がどんどん悪くなっていくので直帰。
帰るなりベッドで寝込んでしまうそうけん。
暑いのに、ガタガタ震えてて、なんかやばめ。
薬を飲もうとしてるので、ウエルカムフルーツをむいて食べさせる。
りんご、洋梨、オレンジ、SAPODILA(ローカルフルーツ)をちょっとづつ。
あとお湯をわかして暖かい緑茶と玄米茶を飲ませる。

そうけんは落ち着いたみたいやけど健康なアイはおなかがすいたので深夜にルームサービスをとる。
さんざん迷ってナシゴレンにした。
ルームサービスといえども安い。日本のファミレスくらいの値段。
30分くらいで、かわいい竹のトレイにのったナシゴレンが届いた。
盛り付けもかわいい〜。
ナシゴレン(炒飯)にえびせんと鶏のからあげ、サテ(ピーナツだれの焼き鳥)までついてる。
かなりのボリュームで、アイはナシゴレンとからあげを少し残しました。

 かわいいごはん。てゆうかすでに夜食。

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