旅日記★2003年9月 那須塩原    >>戻

9月4日(木) 1日目。

突然、思い立って那須塩原へ行ってきました。
ほんとはこの週末、大瀬崎に久々のダイビングに行こうと思ってあけてあったんやけど、
事情により来月に延期になってしまったので、かわりに温泉でも行こう!と安易に決めました。
お金も無いのに。
よって、いつにも増して貧乏旅行です。
アイとそうけんと二人で予算はコミコミ3万円です。結局、4万円くらいかかってしまいましたが。

前日の朝にいきなり宿に電話して予約。無謀です。
でも、「空いてます」と即答した宿も宿です。
名前(しかも名字のみ)しか聞かれなかったし…それで予約完了。いいのか?!

そうけんの実家、戸田市で車を借り、一路塩原へ。
東北自動車道を栃木方面にかっとばしました。
平日、朝の下り車線。もちろんめっちゃ空いてました。
歌など歌いつつ走り抜け、予定よりだいぶ早く塩原温泉に到着。

観光スポット等は全く調べてきていなかったので、まずは塩原町のビジターセンターなる施設へ。
ここで観光情報等を入手しました。

 ビジターセンター。 

ところで塩原、良く言えば「鄙びた温泉地」。ぶっちゃけ、なーんにもないとこでした。
あるのは豊かな自然と吊橋、そして民家。

それでも最近できたという、「塩原ものがたり館」へ行ってみることに。
地図をみながら三往復するも見つからず…。
やっと見つけたその建物は、予想よりはるかに、なんていうか…地味?な感じ。そら見落とすわ。
建物は地味やけど、天気はいいし、めずらしいアイスきゅうりなんかも売っててなかなかいい感じ。
1Fは、ビジターセンターと同じく塩原町の観光情報とおみやげやさん。
2Fはレストランになっていた。

 ものがたり館で売ってたアイスきゅうり。

 きゅうりを棒にさして、冷やしてあります。

ちょうどお昼どきやったので2Fのレストラン、洋灯(らんぷ)亭でお食事。
いちおう、大正ロマン風にしてあるらしい店内。

頼んだのはカレー。
このカレーは、ものがたり館のすぐ横にある「紅(くれない)の吊り橋」を模しているのです。

  クラッカーを橋に見立てて。

味はまあ普通。一緒に頼んだナスとトマトのミートスパゲッチのほうがまあまあ美味しかった。

 これが本物の「紅の吊り橋」。

 橋の下に流れる箒川。清流です。

せっかくなので吊り橋を渡り、箒川沿いに少し散歩。
遊歩道にいきなり公共の温泉(しかも露天)とかがあって驚く。
おじさんがひとりでつかってはった。
アイも男ならここで入ってみたいなぁ。

 橋の近くの車の上で寝てた猫。のんびりした時間は保証します、塩原。

その後、再び車で移動。
名所のひとつ、もみじ谷大吊り橋へ。
塩原ダムをまたぐこの吊り橋は日本最長なんだそう。

 橋のたもとからの景色。ダムが見えます。

 もみじ谷大吊り橋。渡るときゆらゆら揺れて怖かった。

 橋の上からのダムの眺め。

さてさて、次は「回顧(みかえり)の吊り橋」へ。
ここはその昔、塩原を後にした旅人達が、ここで振り返り塩原を名残惜しそうに振り替えるために
この名がついたそう。
山の中の遊歩道を5分ほど歩けばあります。
渓流沿いにかかっている、古びた吊り橋。
渡るとやっぱりギシギシ揺れて、ちょっとこわめ。

 山道を歩く。気持ちいいー。

 これが回顧の吊り橋。

 こわいよー。立ち止まったら駄目です。さらに怖いから。

 橋の上から「回顧の滝」が。

 尾崎紅葉もこの回顧の吊り橋について書いたんだそうです。

 車を停めたところの近くにあった滝。

ちいさなものからおおきいのまで、塩原はほんとに滝が多い。
滝からはマイナスイオンがいっぱい出るといいますが、滝のちかくにいくと確かにすっとする。
まず空気が急にひんやりするし、あの音も癒し効果が相当ありそう。

さあどんどん行こう!とばかりに次は「竜化の滝」へ。
滝に着くまでは30分ほど山道を歩かないといけない。
山道とはいってもアップダウンはあまりなく、渓流沿いですごくイイ!

 渓流にかかるちいさな吊り橋。ここが今までのなかで一番揺れた。

 渓流に手をひたしてみた。マイナスイオンで満たされいい笑顔。

 途中にあった風挙の滝。ここもなかなか。

 歩いてるだけで気持ちいい。

途中、帰ってくる人たちが「素晴らしかった!」と言ってるのに期待がふくらむ。

 そしてこれが「竜化の滝」!

ほんとうに素晴らしかった!写真では上手く伝わらないけど。
外は暑いくらいのいい天気やったのに、この滝のパワーでひんやりとして寒いくらい。
アイは口をあんぐりあけたまま、ぼけーっと見入ってしまいました。

この滝はやはり塩原の中でもイチオシの観光地らしく、他にも何組かの観光客が来ていた。
中には妊婦さんも!
でもすごいリフレッシュ度が高いので、妊婦さんにもよさそう。
滝のように子が出てきて安産になる、かもしれんし。
出社拒否のサラリーマンとかが来てもいいかもしれんと思った。
とにかく無駄にスッキリする!

最後は「小太郎ヶ渕」へ。
ここは何のことは無い、ただの池やった。
ただ、車で未舗装の坂道を下りながら入っていかなければいけなくて、
助手席に乗ってたアイは「ハンドルとられてもらい水、とか嫌やでー」
(今となっては死ぬほどくだらないが「朝顔に つるべ取られて もらい水」という俳句をもじっているらしい)
などと騒いでいたら、運転席でそうけんがひとこと、
「いや、いま実はエンストしててすでにハンドル取られてるんだけどね」。
冷静なそうけん、かえって怖い!!
あわあわわと騒ぐアイを尻目になんとか坂道を下りきり、車は停まりました。
はーこわかった。でも実は、免許も持ってないのでエンストがなんのことかわからないアイぼん。
エンスト=怖い!と思い怖がったけど、実はたいしたことなかったのかも…。
「だいじょぶだいじょぶ。いざとなったらサイドブレーキだってあるんだし」とそうけん。
そっかー、サイドブレーキが!とほっとしたけど、実はサイドブレーキなるものもよく知りません。
サイドブレーキ=安心、という認識がこの一件であらたに刷り込まれましたが、これは正しいのかなぁ?

で、小太郎が渕。
名物らしい草だんごを食べました。
そうけんはだんごに目がないのです。
茶店は、よく立ってられるなあ、と感心するくらいの東屋、ていうかあばら家。

 こんなんです。ぼろぼろ。

 だんごウマー!

だんごは山から取ってきた草で作っているようです。
コストパフォーマンスが高い(?!)優良経営者ですな。

この茶店には看板娘(?)がいます。
写真に撮ろうとしたらにげられました。

 毛深い背中しかうつってない…。

看板娘の猫。
ぶっくぶくに肥えててかわいいーー!!

 もっかい撮りなおし。いい表情するなあ。

ここまでまわって夕方になったので宿へ。
今回泊まる宿は、あの尾崎紅葉が「金色夜叉」を執筆したという由緒ある旅館。

じゃーん!これが玄関です。

由緒ある旅館、なだけあって、すごく古いというか、歴史を感じさせるもんがまえ。
アイもそうけんも旅館にはあまりこだわりがないので、たいへん居心地が良かったですが、
古くてちょっぴりボロっちいのが嫌な人にはお勧めできない、かなあ。
あ、民宿とか好きな人にはおすすめ!
 
 尾崎紅葉の胸像が。

 この宿の看板犬。しばわんこ。

うちらは別館に泊まったんやけど、部屋数はかなり多い。
泊まってたのはうちらともう一組だけやけど。
紅葉のシーズンとかには多分いっぱいになる、のかな?(ちょっと心配)
部屋にはひとつづつ名前がついています。
霹靂の間とか、紅葉の間とか。

 うちらが泊まったのは咆哮の間。

そして温泉。
なんせお客が二組なので、ほぼ貸しきり状態ですごくいいです。
内風呂は男湯、女湯、家族風呂の3つ。
何故か男湯には「ラッキー風呂」という名前がついていました。なんで?なんで?
露天風呂は混浴と貸切露天の2種。
でも混浴でもほぼ貸しきりで入れます。アイは両方入りました。

さっそく露天風呂(貸しきり)に入ってほっこり。
お風呂からあがってくつろぎタイム。
アイは漫画『グラップラー刃牙』を読みました。おもしろいなー、これ。

食事はすべて部屋出し。
料理は品数もわりと多目で、味もなかなか美味しいです。
てゆうか、アイそうけんは大体の料理を「美味しい」と評価するのであまり参考にならないかもですが。

 女将みずから並べてくれました。

 メインは那須牛。焼き加減はレアで美味しい。

量もたっぷりで、アイは全部食べられず、うどんだけ残しました。ごめんなさい。
片付けのとき、「このうどん、さげちゃっていいの?」と聞いてくれる気さくな女将。

お月見プラン、というじゃらんのプランで申し込んだので、サービスでワインと温泉饅頭がもらえました。
ただ、アイもそうけんもお酒が駄目なのでワインはパス。
温泉饅頭は美味しく頂きました。

食後、もっかいお風呂。夜中にむっくり起きてひとりでさらにお風呂。

9月5日(金)  2日目。

朝起きてごはんの前と、チェックアウト前にもお風呂。
温泉三昧。全部で5回も入りました。
露天風呂は箒川の中洲に(!)あるので橋を渡って行きます。

 橋の向こう側にいるのは浴衣のアイ@寝起き。

 貸しきり露天。朝は空気がひんやりして気持ちよかった。

 こっちは混浴露天。ここもほぼ貸しきり状態。向こうに見えるのは箒川。

 朝ごはん。旅館の朝ごはんって大好きー!

10時にチェックアウトして、ドライブ。
日塩もみじラインという道路を通って日光へ。
もみじラインも相当景色がきれい。紅葉シーズンは大渋滞なんやろうな〜。

 日光に立ち寄りついでに華厳の滝へ。

華厳の滝はたしかに立派ですごかったけど、アイ的には竜化の滝のが全然良かった。
やっぱり車から降りて、土産物屋のある道を歩いてすぐにみられる華厳の滝より、
あのマイナスイオンに満ち満ちた渓流沿いを30分ほど歩いてから見る滝の方が強烈な印象を残すのかも。
滝周辺には土産物屋さんがいっぱい。
だんごが売ってたのでここでもだんごを食べる。だんごに目がないそうけん。

あと、ここには「猿に注意!」的な看板がいくつかあった。
日光といえば猿。ほんまにいるんやなあー。
せっかく来たんやし、野生の猿に遭遇したい!ときょろきょろするも見つからず。
まあ看板によると、野生の猿に会うと物を取られたり襲われたりするらしいので
会わないほうがいいのかもしれんけどさ。


華厳の滝から、いろは坂を通って日光に戻る。
つづれの坂を上り下りするんやけど、「い」「ろ」「は」「に」…「せ」「す」「ん」までの標識があって、
数えながら進むのもまた楽し。
坂の途中で、ぼーっとなごんでいる猿を発見!
ほんまにいた!しかもさりげなく!!
 土産物屋にはこんな張り紙が。日本禁煙愛好会。そんなものがあるんですね。

さらに日光東照宮にも寄り道。せっかく来たしな。
日光東照宮は、徳川家康を祀るために息子の家忠が建てました。(←アイの知識の全て)
思ったより有名な観光地なんやな。平日やのに観光客がいっぱいいた。

 入り口。

ところがこの東照宮、商売っ気たっぷり。入場料が1300円って…ぼりすぎ!!
たかだか江戸時代にできた神社のくせに、なにそれー。
思いっきり気持ちが萎えてしまい、入らずに帰る。
京都にある神社仏閣で、こんなに高いところは(多分)無いでー。

 日光にあった板垣退助像。

ぷりぷりしながら帰宅。
途中に通った宇都宮で昼ごはん。
宇都宮といえば、餃子とカクテルの町。
やっぱ餃子でしょ!

アイの想像では宇都宮市内に入れば、そこにはありとあらゆる餃子屋さんが立ち並び、
餃子ののぼりや変な餃子キャラのマスコットなどもあるにちがいない…と思っていたのに。
無い!餃子ロードも餃子ミュージアムも見当たらない!!

さんざん探し回って、やっと駅前に「宇都宮餃子館」という餃子店を発見。
チェーン店っぽいかんじ。でもちゃんと「スタミナ健太くん」という餃子キャラがいる。よしよし。

 健太くん。

 左から健太餃子、つぼ焼き餃子(海老入り)、鮮肉餃子。

一泊二日のちいさな旅行でしたが、思ったより全然楽しかった。
塩原は滝しかない鄙びた温泉地ですが、日ごろのストレスを癒すには最適の町です。
またこんな感じの旅行をしたいなあと思ったり。
そして今度はもう少し賑やかな温泉地を浴衣で闊歩したいなあとも思ったり。

おわり